教育ポートフォリオ

責務

2022年度に担当する科目は表−1および表−2のとおりである。

(1)デザイン工学部環境理工学科
入門ゼミ1&2:

1学年に対して、大学の学び、環境理工学科の学びを伝える科目である。環境理工学科では、1学年と2学年に修学アドバイザリー制度(担任制度)を設け、1教員に対して5〜6名程度の学生を受け持っている。入門ゼミでは入学したばかりの学生に対して修学指導も行っており、ストレートで卒業する、離学しない取り組みを行う重要な科目である。

フィールドプラクティス1&2:

環境理工学科では環境分野の理工学にかかる学びを中心としている。単に教室型の授業にとどまらず、フィールドでの調査といった経験を得ることを重視しており、1学年においては、フィールドプラクティスはその最初の一歩となる科目である。

環境学概論:

環境理工学科では、3学年になると環境技術コース、地域生態系コース、環境緑化コースおよび環境計画コースに所属する専任教員に配属される。環境学概論は、環境理工学科の専任教員がそれぞれの専門分野のテーマをオムニバス形式で紹介する科目で、コース選択のための重要な科目として位置付けられている。

環境技術入門:

4つのコースのうち、私が所属する環境技術コースのコース紹介を行う科目で、環境技術コースに所属する3名の教員が分担して担当している。私が担当する水環境分野では、環境基本法、環境基準、水質汚濁の歴史と現状について解説する科目であり、水環境分野の保全を行う必要な知識を得る科目である。

環境資格対策1&2:

環境分野の資格対策を行う科目であり、私は公害防止管理者の水質3種を取得することを目的とした授業を行っている。水質3種の受験科目は、公害総論、水質概論、汚水処理特論および大規模水質特論の4科目であり、環境資格対策1では前者2科目、環境資格対策2では後者2科目としており、資格取得するためには重要な科目である。

水環境工学:

3学年から振り分けられるコースの内、環境技術コースの必修科目である。同科目では、水資源、水の科学、水質汚濁といった分野の内、特に水質汚濁について講義を行っている。環境技術コースの内、特に水環境分野のゼミを選択する学生にとっては重要な科目である。

フィールドスタジオ演習2:

フィールドスタジオ演習では、第1回目の講義のガイダンス以降、前半と後半の7回に分けて、コースに関連した調査を中心とした演習科目であり、私は、河川の水質調査を指導している。

環境問題へのアプローチ:

環境分野の課題解決に向けた取り組みについて、環境理工学科の専任教員がオムニバス形式で授業を行っている。私は、地球温暖化とバイオマスの2回を担当としている。

環境アセスメント:

環境アセスメント、すなわち環境影響評価は、公共事業等の開発行為が空気・水・土・生物等の環境に及ぼす影響の程度と範囲、その防止策について、代替案の比較検討を含め、事前に予測と評価を行うもので、法制化している。私は水環境関連のケーススタディを担当している。

プレ卒研:

3学年からは、ゼミを選択し、卒業研究を含めて2年間、1人の専任教員から卒業論文に向けた指導を受ける。私は、4学年の卒業研究の前段階として、前期では水質分析の練習を、後期では水質浄化実験の練習を行っている。卒業研究を進めるにあたって、重要な科目である。

卒業研究:

既に配属となったゼミにおいて、指導教員のもと、研究を行って論文をとりまとめ、例年1月下旬に開催される卒業研究発表会で発表する。私のゼミでは、水環境に関連したテーマを学生に与えて、主に実験室で実験を行い、得られたデータを解析して整理し、卒業論文としている。これはこれまでの学びの総合的な経験を活かし、思考力を育てる重要な科目として位置づけられている。

(2)人間環境学研究科人間環境学専攻
水質管理特論:

水道、下水道、産業排水処理や河川浄化などの水質管理に係る技術や課題を総合的に指導する科目である。

フィールドスタジオ研究1&2:

ゼミに配属となった大学院生に対し、指導教員のもと、調査や実験などの研究を行って、修士論文をとりまとめる科目である。

人間環境学特殊研究:

ゼミに配属となった大学院生に対し、指導教員のもと、調査や実験などの研究を行って、博士論文をとりまとめる科目である。

人間環境学特殊講義:

博士後期課程担当教員のオムニバス形式で行う専門的科目であり、私は応用的な水環境分野の講義を行っている。

表−1 2022年度担当科目(デザイン工学部環境理工学科)

学年開講期間選択/必修科目名称備考
1前期必修入門ゼミ1複数教員
1前期必修環境学概論複数教員(1/15担当)
1前期選択環境技術入門複数教員(5/15担当)
1前期必修フィールドプラクティス1とりまとめ(副担当)
1前期選択環境資格対策1複数教員(15/15担当)
1後期必修入門ゼミ2複数教員
1後期選択フィールドプラクティス2とりまとめ(主担当)
1後期選択環境資格対策2複数教員(15/15担当)
2前期コース必修水環境工学
2後期必修フィールドスタジオ演習2複数教員(8/15担当)
2後期選択環境問題へのアプローチ複数教員(2/15担当)
3前期選択環境アセスメント複数教員(2/15担当)
3通年必修プレ卒研
4通年必修卒業研究

表−2 2022年度担当科目(人間環境学研究科人間環境学専攻)

学年開講期間選択/必修科目名称備考
M1前期必修水質管理特論
M1通年必修フィールドスタジオ研究1
M2通年必修フィールドスタジオ研究2
D3跨年必修人間環境学特殊研究
D1通年必修人間環境学特殊講義複数教員(2/15担当)

理念

私の教育の理念は、情報通信技術(ICT)を活用して、わかりやすい授業を学生に提供することである。2020年からの新型コロナ感染症の影響により、2020年度および2021年度はオンライン授業、オンデマンド授業、オンラインと対面を併用するハイブリッド授業または演習科目を中心に対面授業を行ってきた。
学生と直接出会わない弊害は、例えば授業内容の理解などを把握できないことなどがあったが、一方で、Google Meet、Goggle Drive、WebClassといったリモートでの授業対応が可能なICTを学生も教員もその利用したことによって、利用へのハードルが低くなったと考えている。
2022年度から、全学的には一部ハイブリッド授業や分割授業が推奨されているが、環境理工学科では、全面的に対面授業となり、2019年度までの授業と大きな違いはなくなった。
しかし、対面授業であっても、コロナ禍の2年間で得られたICTを活用すべきであり、今後も積極的に活用していくことにしたい。
ICTを活用しながら、学生に学びのつまずきを与えないわかりやすい授業を提供し、科目毎に定めている目標を達成したい。学生が学びにつまずくと、学科で定めたディプロマ−・ポリシーに達成しないだけでなく、結果的に留年や離学につながることになるからである。

方法

ICTの活用方法は以下のとおりである。

授業方法:
演習科目を除く科目ではパワーポイントによる講義を行う。
WebClass(資料):
授業で用いるパワーポイントファイルを授業開始前より配布し、授業が終了する期間中は公開し、ダウンロードできるようにする。このようなことにより、予習や復習、授業中の再確認に用いてもらう。
Google MeetおよびGoogle Drive:
新型コロナ感染症が拡大し、対面授業の実施が困難になった場合は、WebClassの活用とともに、Google Meetによるリモート授業、授業を動画で保存してGoogle Driveにアップして、復習できるようにする。
事前学習方法としては、WebClassへのパワーポイントファイルのアップとともに、前回授業において、次回授業の概要を説明する。
事後学習方法としては、小テストやレポートを実施する場合には、その解説を授業中、もしくは次回授業において解説する。
出席管理は、WebClassへの小テストへのアクセス状況と、出席カードの配布と回収により行う。

成果

2022年度水環境工学の授業改善アンケート

回答は集計中

2022年度環境資格対策1の授業改善アンケート
2021年度水環境工学の授業改善アンケート
2021年度環境理工学科卒業研究生の卒業状況

(6名中6名卒業)

2021年度環境理工学科卒業研究生研究テーマ
  • 吸着試験によるふっ素吸着材の比較
  • 土壌汚染対策法からみるふっ素の現状と挙動
  • 企業開発吸着材による硝酸性窒素の吸着
  • 土壌による路面排水中有機物の吸着
2021年度人間環境学研究科修士修了状況

(1名中1名修了)

2021年度人間環境学研究科修士論文テーマ
  • Characterization of Refractory Organic Compounds in Biological Treated Sewage Effluent before and after O3/H2O2 Advanced Oxidation Process

目標

2022年度の教育に関する目標は以下のとおりとする。

水環境工学の授業改善アンケートについては、大学全体で実施する。環境資格対策1および環境資格対策2については、大学で対象となっていないので、同じ項目について授業中にWebClassを用いて実施する。
12名の卒業研究生を担当している。12名とも卒業論文を執筆し、卒業研究発表会で発表して卒業することを目的とする。

2名の博士前期課程の大学院生が、博士前期課程を修了する予定である。2名とも修士論文を執筆し、公聴会で発表して、修士の学位を授与することを目的とする。

1名の博士後期課程の大学院生が、博士後期課程を修了する予定である。博士論文を執筆し、公聴会で発表して、博士の学位を授与することを目的とする。
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